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2009/10/25 Sun
ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)
(2006/04/07)
辻村 深月

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あらすじを読んだ印象よりも
本の装丁のイメージよりも
読んだあとの感動のほうがはるかに大きかった作品。

主人公は小学校四年生の男の子。
ある事件で傷ついたクラスメイトの女の子を救おうと
自分が持つ「特別な力」と向き合いながら
大切な人を守るため、自分自身を守るために
迷いながら成長していくストーリー。

「ぼく」という小学生の視点で描かれているにもかかわらず
大人が読んでも考えさせられるような内容。
むしろ子供には難しすぎると思う。

「ぼく」の師匠となる大学の教授は
どこか人を突き放したようなところがある淡々とした人柄だけれど
それでもあたたかみを感じてしまう不思議な魅力がある。
「ぼく」を子ども扱いしないところもなんだか素敵。

ひとを大切にするとはどういうことなのか。
大切なひとを守るとはどういうことなのか。

そんなことを考えさせられたおすすめの一冊。


* 心に残ったフレーズ *

 自分のために一生懸命になってくれる誰かがいること。
 自分が誰かにとってのかけがえのない人間であることを思い出すことでしか
 馬鹿にされて傷ついた心は修復されない。


★★★★★

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