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2008/10/14 Tue
おじいちゃん戦争のことを教えて―孫娘からの質問状 (小学館文庫)おじいちゃん戦争のことを教えて―孫娘からの質問状 (小学館文庫)
(2002/08)
中条 高徳

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アメリカの高校へ通う孫娘から届いたのは
戦争のことを教えてほしい、という質問状ともいえる手紙だった。

戦時中、陸軍士官学校に学んだ著者は
その孫娘の長い長い質問にひとつひとつ真摯に答えていく。
そうして語られていく戦争の真実と、著者が抱く日本人論。

本書のなかで何度も語られるのは
「戦争の本当の姿を知ってほしい」という著者の想い。

戦後、GHQによる占領下における日々のなかで
アメリカは日本に対して「カルタゴの平和」を目指した。
しかし、日本の一切を破壊し、皆殺しにすることは許されず
そこでとった方法が「日本人の精神の破壊」だった。

戦後、もう60年以上がたつ。
GHQの占領下として、自治権をもたなかった7年の月日の
10倍近い年月が過ぎようとしている。

にもかかわらず、現在の教育では正しいことが教えられていない。
わたしもこの本を読むまで「日本は悪いことをした」と思っていた。
学校の歴史の授業でも近現代史は深追いしないことが多い。
しかし、この本を読んで、「事実が知りたい」と思うようになった。

わたしは日本人だ。
日本人としての誇りをもちたい。

マレーシアの元上院議員であったラジャー・ダト・ノンチークという人が
本書に掲載されている『日本人よありがとう』という本の序章で
掲載したという一篇の詩が心に残った。


* 心に残った3つのフレーズ *

■ 真の国際人とは、まず何よりも自国のアイデンティティを身にしみこませ、
  自国の公のために身を捧げるという心棒をしっかり備えていることが第一条件。

■ 敗戦で呆然となってしまった日本人は、自信を取り戻す余裕もなく、
  戦争の原因と責任はすべて日本にある、日本が悪かったのだ、
  日本は悪者だと繰り返される宣伝に、
  それと意識しないままにいつしか洗脳された。

■ 自分を自分たらしめているものの基盤は、国民性であり民族性である。



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