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2010/12/12 Sun
沖で待つ沖で待つ
(2006/02/23)
絲山 秋子

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収録されているのは
「勤労感謝の日」と表題作「沖で待つ」の2作。

どちらも短い作品で、さらさらと書かれている印象。
ひとことでいうと、あっさりしているというか。
にもかかわらず、登場人物のことが手に取るようにわかるから不思議。
それがこの作家さんの技なのかも。

個人的には「勤労感謝の日」に親近感を覚える。
主人公の女性のひとりごとの数々がストレートで心地よい。
「わかるー!」「こういうの気になるんだよね」と何度もうなずく。

「沖で待つ」は、ですます調の文体で主人公の独白のような感じ。
冒頭では設定がよくわからず、少し戸惑うものの
シンプルで丁寧な描写ですぐに作品に入り込んでしまった。

主人公の女性と会社の同期の男性の
恋愛にはならない、けれど強い信頼関係が妙にあたたかい。
ほほえましいエピソードが満載。
こんな同期がいたら楽しいだろうし心強いだろうな、と思う。

ふたりの非現実的とも思われる「約束」はきちんと果たされて
主人公はその約束の意味を知ることになるのだけれど
それがまたほほえましい。

どちらの作品も男女が出てくる作品なのに
恋愛がからんでこないのがちょっとおもしろい。

草食系というか、まさに現代っぽい作品のような気がする。



★★★★

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Category: 小説
2010/12/01 Wed
やってられない月曜日 (新潮文庫)やってられない月曜日 (新潮文庫)
(2010/06/29)
柴田 よしき

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働く女性のリアルストーリー。
「ワーキング・ガール・ウォーズ」の姉妹編。

コネで入った会社で
それなりに経理の仕事をこなし
バリバリ仕事をするというわけでもなく
ちょっとオタクな趣味を持ち
恋がしたいと嘆くわけでもない。
そんな女性が主人公。

スカッとする本が読みたくて手にした作品なのだけれど
その期待通り、読後感はすっきり。
しかも、前作よりもじーんときて、泣いたりもした。

落ち込んだら読み返したい本。


★★★★★

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2010/11/30 Tue
冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)冷たい校舎の時は止まる(上) (講談社文庫)
(2007/08/11)
辻村 深月

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冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)
(2007/08/11)
辻村 深月

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以前読んだ『ぼくのメジャースプーン』が気に入って
同じ作家さんの作品ということで手に取った本。

ある雪の日、いつもどおりに学校に登校してきた8人の生徒が
自分たち以外は誰もいない校舎に閉じ込められて
さらに、ひとりずつ消えていくというSFミステリー。

文化祭最終日に校舎の屋上から誰かが飛び降りた。
その事実は全員の記憶にあるものの、それが誰なのかわからない。

自分たちはなぜ校舎に閉じ込められたのか?
文化祭の日に飛び降りたのは誰なのか?
次に消されるのは誰なのか?

8人それぞれのエピソードが丁寧に語られていて
人物像がとてもわかりやすい。
全員について丁寧に描いている分、ボリュームもかなりのもの。

序盤はちょっと読みづらくて
中盤になってようやく入り込めたという感じ。
そして終盤、謎が解き明かされて、意外性にびっくり。
と同時に今までの勢いに急ブレーキをかけられたような違和感。

振り返ってみて、それまで張られていた伏線に気づくものの
それでもやっぱりなんだかしっくりこない。

高校卒業後のエピソードは好き。

ただ、やっぱりちょっと長いかな。
この人のデビュー作なので、今ならもっとコンパクトにまとまるのかも。


★★★

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2010/09/14 Tue
激流〈上〉 (徳間文庫)激流〈上〉 (徳間文庫)
(2009/03/06)
柴田 よしき

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激流〈下〉 (徳間文庫)激流〈下〉 (徳間文庫)
(2009/03/06)
柴田 よしき

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上下巻に分かれるかなりのボリュームだけれど
とても読みやすいので一気読み。

20年前の修学旅行で行方不明になった同級生から届いたメール。
それをきっかけに次々と起こる事件。
事件とメールの関係とは?
同級生の行方は?

事件の中心は20年前に修学旅行で同じ班だったメンバー。
殺人事件のような大きなものではないけれど
それらと、彼らが抱える様々な要素が複雑に絡み合う。

下巻の序盤までは事件が続き
中盤から徐々にいくつかの事件が解き明かされていく。

たしかに激流ってこういうことなのかもしれないけれど
すべてをつなぐ鍵がかなり唐突。
それに後半にいけばいくほど偶然が重なりすぎて
嘘っぽいというか、拍子ぬけ。

勢いに乗って読んできただけに、物足りないかな。


★★★

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2010/09/05 Sun
ハニー ビター ハニー (集英社文庫)ハニー ビター ハニー (集英社文庫)
(2009/10/20)
加藤 千恵

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表紙の雰囲気だけで手にした本。
タイトルどおり、甘くてほろ苦い恋の短編集。

こまやかな表現や言葉が多くて、とてもなめらか。
空気感や想いが手に取るようにわかる。
だから、せつない。

あとから知ったことだけれど、この作家さんは歌人らしい。
言葉選びの秀逸さに納得。

20代を経験した人であれば
共感できる部分がきっとあるはず。



★★★★★

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